うつ病と座禅について

うつ病には座禅が効果的?

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うつ病に座禅、ちょっと突飛にも思える関係ですが、座禅のメカニズムをよく掘り下げていくと、意外や意外、効果がありそうなのです。落ち着いて瞑想し、自分について考える、うつ病の状態ではなかなかできないことですが、逆に、座禅で落ち着けるような状態になれば、十分回復期に入っているといえます。そうなれば相乗効果で、回復への大きなきっかけになります。

座禅以前の問題として


そもそもの問題として、座禅は落ち着いて座っていられることが前提になります。抑うつ感や不安感、イライラなどで落ち着かないうつ病の状態では、そもそも座禅に入ることができません。

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症状の日周変動で、夜のほうが落ち着きますし、精神安定剤などで落ち着いていられる状態を作り出して座禅をすることが必要となります。寝る前なども比較的落ち着いていますので効果的です。何とか、座禅ができる体調を作り出しましょう。

座禅のメカニズムとうつ病への効果


座禅の基本は、落ち着いて、心を穏やかにして、大きな呼吸、腹式呼吸を行うことにあります。ポイントはその呼吸です。座禅の呼吸をすると、ゆっくりなので、通常の呼吸と比べて二酸化炭素が体内に多くなるそうです。脳内の受容体が、二酸化炭素の増加に対し反応し、セロトニンの分泌を活発化させます。セロトニンの増加=うつ状態の改善ですので、うつ病に効果があるというわけです。その結果、精神的な落ち着きが増すので、感情や衝動が安定し、リラックスができます。

座禅の呼吸法は、意識して深く息を吸い込むことが必要なため、ある程度訓練をしてマスターしないといけません。ただ、座禅の「足を組む」というのはそれほど重要ではないのです。要は、意識を集中して、深い呼吸を行うことに意味があるので、極端な話、寝た状態でもその呼吸法を行うことができれば、効果が期待できます。実はこれは、有名な「自律訓練法」と同じ原理なのです。古来より行われていた座禅は、実は無意識のうちに、心を落ち着ける効果のある療法であったともいえます。別に禅寺などに行かずとも、自分のペースでこの呼吸法を憶えて、少しでもうつ病の回復に役立てられたらよいのではないでしょうか。


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