うつ病で忘れっぽくなる理由について

うつ病で忘れっぽくなる理由について

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脳の病気で物忘れというと、うつ病ではなく、認知症を思い浮かべる人が多いのではないかと思いますが、うつ病でも忘れっぽくなる症状が出る人がいるようです。もちろん、メカニズムは、認知症とは異なります。やはり、脳内のセロトニンなどの物質の減少によって、引き起こされる症状の1つと考えられます。

忘れっぽくなるメカニズム


認知症の物忘れが、脳の萎縮などによるのに対して、うつ病のそれは、セロトニン等の脳内の神経伝達物質が減ることによって、無気力や物事を考えられないという症状が出ることによって、副次的に引き起こされます。

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つまり、頭を使う気力がなくなるので、頭の回転が鈍くなり、結果として、物事に対して向き合えなくなり、忘れてしまうような症状が出てきてしまいます。寝不足で、何も考えられないような状態を想像していただくとわかりやすいと思います。脳そのものがダメになっているのではなく、脳が動かないため、結果として物忘れのような症状が出てしまうのです。

うつ病による物忘れの特徴


認知症の物忘れは、直近のことを思い出せないところから始まるのに対して、うつ病の場合は全体的に思い出せないことが多いようです。また、認知症になってしまうと、症状は不可逆的で、現在の医療ではほとんど回復が期待できない(症状の進行を遅らせるのがせいぜい)のに対して、うつ病は脳内の神経伝達物質の供給が戻れば回復するので、それによる物忘れも治ります。そこは安心して回復に向き合ってください。また、年齢による差異はありません。うつ病による物忘れは若い人でも起こりえます。

認知症のように、自分の名前も、自分が誰かも思い出せない、などといった極端な症状がうつ病によって引き起こされるとは考えにくいです。ちょっとした物忘れ程度だと考えてください。あくまで、頭が回転しなくなったことによる、一時的な症状ですので、セロトニン等の働きを回復させれば、恐れることはありません。というか、そこまで意識する症状ではないと思います。抑うつ症状がうつ病の中心ですので、そこの回復にポイントを当てていきましょう。


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