うつ病と電気ショック療法について

うつ病治療の一つである電気ショック療法とは?

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うつ病の治療は、基本的に抗うつ薬の投薬とカウンセリング、生活改善によって行われますが、それでも改善にしない重篤な症状の人に対して、「最後の手段」として、脳に電流を流してショックを与ええることにより治療を行う、電気ショック療法=電気けいれん療法(ECT)というものが存在します。どうしてよくなるのかメカニズムは解明されておらず、本当に最後の手段として使われる場合が多くなっています。

ECTのやり方


日本の場合、設備のある病院に入院して行います。長期の入院は必要ありませんが、原則、日帰りはできなくなっているようです。全身麻酔と筋弛緩剤を投与し、意識がない中で、こめかみに電極を当てて短時間電流を流します。

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この施術を期間(日にち)をおいて数回から10数回繰り返します。短時間の通電ですので、これで重大な事故になることは少なく、統計的には出産の時よりも事故率は低くなっています。抗うつ薬以上にメカニズムは解明されていないため不安な要素も強いのですが、これでよくなっている人も多いのも事実のようです。

電気ショックという悪いイメージ


とはいえ、頭に電流を流すという行為自体が非常にショックで、忌避されやすいものであるのは確かです。かつては、入院していたうつ病の患者さんに懲罰的に行っていたところもあるようで、治療というよりも拷問のように感じてしまう人も多いのは確かです。ただ、現在では、技術も向上し、けいれんが少なくなったり、無けいれんの機械が開発されたりしていますし、電気からより安全な電磁波を流すものも出てきています(電気と効果はイコールではありません。安全性は向上し、悪いイメージも徐々に減ってきてはいます。

副作用もあり


この療法にも副作用があります。短期的なものとしては頭痛や吐き気、恐怖感などメンタルに関するものが多く、これは短時間で消えます。ただ、長期的なものとして記憶障害が起きる場合があります。重大なものではありませんが、最近のことを忘れてしまうようです。これも徐々に回復していきますが、完全に戻るかはわかりません。とにかく、メカニズムが未知の領域ですので、それを理解したうえで、治療を行うようにいたしましょう。


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