うつ病と便秘について

うつ病と便秘の関係について

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うつ病と便秘についてですが、うつ病そのもので便秘になるということはあまりないようです。問題は、うつ病の治療のために飲む抗うつ薬の副作用として、便秘になる場合があるということです。

ほかの副作用と比べて、なかなか収まりにくく、これまで便秘と無縁だった人も、抗うつ薬でどうにもならない状態になるようです。多くの場合、便秘薬(下剤)を併用することになります。

「抗コリン作用」による便秘


抗うつ薬のなかには、「抗コリン作用」という副作用を持つものがあります。これは、体の副交感神経に影響を与えるもので、副交感神経からの信号がこれによって阻害されてしまいます。

朝起きると、すぐに便意を催すことなどは、目が覚め、起きて、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくいって、そのため引き起こされるものなのですが、副交感神経の働きがおかしくなるので、便意が出てこないのです。

特に便秘になりやすい抗うつ薬として、「アモキサン」が挙げられます。比較的古い薬なのですが、気持ちを上げる作用が強いのでよく使われます。しかし、抗コリン作用も強いので、多くの場合、便秘に陥ってしまいます。そのほかの薬でも便秘になるものがあり、やはり飲んでみないとわかりません。

便秘への対処法


一般的な便秘への対処法、食物繊維を摂取するとか、運動して腸の動きを活発にするといったことは、無駄にはなりません。しかし、薬の作用によるものなので、どうしても限界があります。

従って便秘薬を併用することが多いのですが、市販されている便秘薬は、どちらかというと、わざと下痢に近い状態に持って行って、便通を促すような効果のため、気持ちいいものではありません。浣腸なども同様です。ここは素直に、医師に便秘薬を処方してもらいましょう。

有名なのは、「アローゼン」や「プルゼニド」といった便秘薬です。市販薬と比べると、まだ自然な便通が促されるのですが、副作用以前の自然な便通にはならず、回数や時間などは不規則になります。

ただ、抗コリン作用の出る抗うつ薬をやめれば、便秘も治ります。便秘薬は脳には回らないので、依存性もなく、自然とやめることは可能です。なるべくなら、薬を使わず、便秘を克服したいのですが、その人の体質と副作用の大きさにも関係してきます。


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